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Red Hat Ansible Lightspeed with IBM watsonx Code Assistant の昨年の初回リリース以降、IBM および Red Hat の製品チームやエンジニアリングチームは、サービスのコード推奨をより適切なものにし、全体的なユーザーエクスペリエンスを高めることを目的とした改良と機能拡張に取り組んできました。ここでは最新の改善点をご紹介します。

モデルのカスタマイズ/チューニング

IBM watsonx Code Assistant のこの新しい機能拡張により、Ansible Lightspeed ユーザーは、既存の Ansible コンテンツを活用したモデルのトレーニングが可能になります。この機能を使用すると、組織の特定のニーズと自動化パターンに合わせてカスタマイズされたコード推奨を使用して、Ansible コンテンツの品質と精度の向上を実現できます。 詳細はこちら

新しい IBM Watsonx Code Assistant サブスクリプション・オプション

IBM は、Red Hat Ansible Automation Platform のお客様とトライアルユーザーが IBM watsonx Code Assistant にアクセスできるように、価格設定を昨年の「シート数」ベースから、以下に示す柔軟な 3 つの新しい IBM Cloud サブスクリプション・オプション へと変更しました。 

  • Lite: 約 200 個のタスクプロンプトを提供する 30 日間無料のトライアルアクセスで、サービスを試用できます。トライアルサービスへのリンクは、IBM Web サイトの製品ページ の上部にあります。Ansible Automation Platform を使用していない場合は、60 日間のトライアル にサインアップできます。
  • Essentials: 従量課金制プランです。小規模なチームがサービスの基本的な生成 AI 機能 (モデルのカスタマイズを除く) を試用できます。このプランにはクレジットカードが必要で、割引は適用されません。
  • Standard: すべての機能を使用できるオプションです。複数の開発チームをまたいだ企業全体でのサービスの使用をサポートを目的としており、モデルのチューニングが含まれます。約 13,000 個のタスクプロンプトが含まれ、最低月額料金が設定されています。このオプションをプラットフォーム・エンジニアと開発者に対して有効にする場合は、IBM クライアント担当者と直接連携することが推奨されます。

Ansible Lightspeed のシート割り当てが非推奨に

上記のように watsonx Code Assistant サブスクリプションプランを変更した結果、Red Hat Hybrid Cloud Console 内における Ansible Lightspeed サービスのシート割り当てが不要になりました。ただし、Ansible マネージドノード 100 個あたりの Ansible Lightspeed ユーザー数は 10 人までという制限が残っています。

管理ダッシュボード この新しい機能により、Red Hat アカウント管理者は Ansible Lightspeed サービスに関する Telemetry データを確認できるようになります。生成 AI リクエストに関連するメトリクスを監視し、エンドユーザーによるサービスの使用状況に関する洞察を得ることもできます。

テクニカルプレビューのサポート終了: 新しいトライアル版と消費ベースの価格設定が利用可能になったため、Ansible Lightspeed のテクニカルプレビューは 2024 年 3 月 11 日をもって終了しました。この日付は、2023 年 12 月 31 日までアクセス可能と規定されていた当初の利用規約を超えた猶予期間を反映したものです。

Ansible コードボット (GA) 

Ansible コードボットは、指定された Git リポジトリを通じて既存のコンテンツコレクション、ロール、Playbook をスキャンし、ベストプラクティスや品質向上に関する推奨を提案できるようであればプルリクエストをプロアクティブに作成します。Git リポジトリは、手動でスキャンすることも、スキャンの定期実行をスケジュールすることもできます。Ansible コードボットは、Ansible Tower や Ansible Automation Platform の古いバージョンから移行する際のコード更新にも適しています。Ansible コードボットの詳細は、こちらのドキュメント を参照してください。

注記: Ansible コードボットは Ansible Automation Platform に含まれていますが、Ansible Lightspeed サービスまたは IBM Cloud/watsonx Code Assistant のサブスクリプションは必要ありません。

今後のブログ記事では、いくつかの改善点についてさらに詳しく説明する予定です。今すぐ Ansible Lightspeed の使用を開始する場合は、以下の関連情報をご参照ください。


執筆者紹介

Tricia McConnell is Principal Product Marketing Manager, Red Hat Ansible Automation Platform. She brings more than twenty years of experience marketing technical solutions to enterprise IT audiences. 

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