CohesityとRed Hatが戦略的協業を発表 Red Hat Enterprise LinuxをCohesity Data Cloudに組み込む

CohesityがCohesity Data Cloudのオペレーティングシステム基盤にRed Hat Enterprise Linuxを採用 データセキュリティとデータ管理のイノベーション推進を目指す

東京 -

[ノースカロライナ州ローリーおよびカリフォルニア州サンホゼ - 2023年10月24日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(以下Red Hat)と、AIを活用したデータセキュリティとデータ管理のリーダーであるCohesity (日本法人: Cohesity Japan株式会社、東京都千代田区、以下「Cohesity」)は本日、Red Hat Enterprise LinuxがCohesity Data Cloudプラットフォームの基盤オペレーティングシステムとして採用されたことを発表しました。この世界トップクラスのエンタープライズLinuxプラットフォームにより、Cohesityはオペレーティングシステムの維持に、Red Hatが持つ高度な技術、サポートの専門知識、関連分野での深い見識を活用できるようになり、CohesityのエンジニアはCohesity Data Cloudが提供するカスタマーエクスペリエンスの革新と強化に専念できるようになります。

CohesityはAIを活用したデータセキュリティとデータ管理をひとつのプラットフォームに統合し、強力なセキュリティ機能、シンプルな運用、スケーラビリティの向上を実現しています。Cohesityのソリューションは、データの爆発的増加やワークロードの多様化、サイバーセキュリティ脅威の増大やAIのような新興技術の出現など、データを取り巻く環境の急速な変化への対応を進めるお客様を支援しています。Cohesity Data Cloudは単一のインターフェイスで、多様なデータソース、サービス、ベンダー、テクノロジーにおけるデータセキュリティ体制を統一して強化した、ハイブリッド環境およびマルチクラウド環境を実現します。

Cohesityでは、Cohesity Data Cloudプラットフォームの用途や機能が拡大するにつれて、その基盤となるLinuxオペレーティングシステムに関する課題、特に、保守やパッチ適用の負荷がプロダクトエンジニアにかかる負荷に気づき始めました。LinuxプラットフォームをCentOS Linux 7からRed Hat Enterprise Linuxに移行することにより、Cohesityは主に次のようなメリットが得られることになります。

  • ハイブリッドクラウド対応の高度なプラットフォーム:常時利用できるカスタマーサポートと、オペレーティングシステムのさまざまな局面において専門的な対応を行うエンジニアリングリソースが用意されています。

  • 潜在的なセキュリティ脆弱性への迅速な対応:Red Hatの製品セキュリティチームおよびセキュリティインシデント対応チームは、出現するCVE(共通脆弱性識別子)に対し、常に分析、対応、緩和策の実施などを行っています。

  • Linuxの利用における一貫性:データセンターから複数のパブリッククラウドに至るまで、IT環境が変わっても現行のスキルや使い慣れたコマンド・機能が利用できます。

  • 効率的でわかりやすい移行プロセス:Red Hat Enterprise Linuxへの移行を容易にするために作られた各種ツールも提供されます。

高度なデータセキュリティの提供を重視するCohesityにとって、Red Hat Enterprise Linuxが提供する基本的なセキュリティ機能はCohesity独自のアプローチを補完するものとなります。これらすべてを活用することにより、Cohesity Data Cloudの強力なデータセキュリティ体制はオペレーティングシステムの基盤となる構成要素まで連続的に広がることになり、Cohesityのお客様にさらなる安心感を与えます。

Cohesityは、Red Hat Enterprise LinuxをCohesity Data Cloudプラットフォームに組み込むことでLinuxの移行作業を既に開始しており、スムーズな移行を提供します。

サポートコメント

Red Hat 社長兼CEO マット・ヒックス
「現代のITセキュリティの強さは、その基盤の強さによって決まります。そして、その多くの基盤はLinuxです。Red Hat Enterprise Linuxの採用により、世界トップクラスのエンタープライズLinuxプラットフォームの強力な機能がCohesityのお客様を根底から支えることになります。この基盤によって、基礎的な部分でセキュリティに取り組み最新のハイブリッドクラウドインフラストラクチャを支えるCohesity Data Cloudの信頼性はさらに高まるでしょう。」

Cohesity CEO兼社長 サンジェイ・プーネン氏
「Cohesityは各企業から、ハイブリッド環境およびマルチクラウド環境向けのサイバーレジリエントなデータセキュリティとデータ管理の先進的なソリューションとして認められています。Cohesityは今年初めにIBMと戦略的なパートナーシップを結んでいますが、今回新たにRed Hatとも協業できることを大変光栄に思っています。Red Hat Enterprise Linuxにより、私たちのエンジニアリングチームは、Cohesityの先進的なデータセキュリティとデータ管理のプラットフォームに対する革新を加速し、お客様の課題解決をより一層強力にサポートしていくことができます。」

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  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472
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  • エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、Red Hatはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザリーとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、デジタルの未来に備えるための準備を支援します。


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  • Cohesityは、AIを活用したデータセキュリティとデータ管理のリーダーです。私たちは、データセンター、エッジ、クラウドにおけるデータのセキュリティ、保護、管理、そしてデータから価値を引き出すことを容易にします。Cohesityは、イミュータブルなバックアップスナップショット、AIベースの脅威検知、ユーザー行動の監視、高速な大規模復旧など、包括的なデータセキュリティとデータ管理機能により、サイバーセキュリティの脅威から組織を守ります。Cohesityのソリューションは、サービスとしての提供、セルフマネージドで、またはCohesityパートナーからの提供でご利用いただけます。



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